あれから55年…
Oct 27th, 2008
先日、ワトソンとスタイツの講演に行った。
ワトソンとはもちろん探偵小説にでてくるワトソンではない。
クリックとともに半世紀以上も前にDNAの2重らせん構造を発見したあのお方である。
その20世紀の大発見の一つにもあげられる発見を成し遂げた人物が
目の前にいることは分かってはいても不思議な感じがした。
55年前のたったA4一枚の論文がだよ、
分子生物学の扉を開き、生命科学研究を一気に加速させ
今日までの発展をもたらしたわけだ。
今年、ノーベル賞をとったGFPや最近流行りのiPS細胞とか
会場にどれくらいいたか分からないが生命科学分野で働く人のテーマ、
そして自分自身の研究も、おおもとをたどればワトソンの研究に行き着く…
彼の与えたインパクトの大きさといったら計り知れない。
しかも彼はDNAにつづく数々の大発見をすべて
タイムリーに味わってきたのだから何ともうらやましい限りである。
分子生物学の歴史が気になりだしたのでこれを機に本をいくつか読み始めた。
分子生物学研究の個々のテーマは細分化されていて
ややもすると視野が狭くなりがち。
歴史の流れという視点から自分の研究を捉え直すのも新鮮だろう。
肝心の講演内容というと
ワトソンは人生の教訓を延々と語り
スタイツは過去から現在に至るまでの研究について話をしていた。
スタイツの講演の方が関心を持てた。
snRNPの発見は自己免疫疾患の患者からの抗体を使っているんだ~
NMDはやっぱり流行っているんだね~
みたいな…
しかしこの講演で
S野先生がでてきた理由を疑問に思った人は
おそらく僕一人だけではないだろう…
ちなみに
予告:ワトソンとスタイツが語る未来の生命科学
当日の講演内容が配信される(?)らしい。

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